パーソナルジムの掛け持ちはできます。ただし、ジムごとの利用規約で禁止されていないこと、トレーニング内容や予約が重ならないことが条件です。目的が違うジムを組み合わせる方法もありますが、同じ部位を短い間隔で鍛えると、疲労やけがにつながるおそれがあります。
パーソナルジムは掛け持ちできる?
パーソナルジムを2店舗以上利用すること自体は、一般的に可能です。ジムとの契約は通常、店舗ごとに結ぶため、別のジムに通っていることだけを理由に利用できなくなるとは限りません。
ただし、次の点は店舗ごとに異なります。
- 他のパーソナルジムとの併用を禁止しているか
- 入会時に申告が必要か
- 短期集中コースやモニター契約に専属条件があるか
- 予約変更やキャンセルのルール
- 食事指導やトレーニング内容の重複
利用前に、契約書や利用規約を確認し、不明な場合は各ジムへ「他のパーソナルジムにも通っていますが利用できますか」と直接確認してください。規約に記載がない場合でも、トレーナーへ掛け持ちを伝えておくと、運動量を調整しやすくなります。
掛け持ちが向いているケース
掛け持ちは、2つのジムで目的や得意分野がはっきり分かれている場合に向いています。
| 掛け持ちの目的 | 組み合わせの例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 筋力トレーニングと姿勢改善を分けたい | 筋力トレーニングに強いジムと、姿勢・動作指導を行うジム | 同じ筋肉を連続して使わないようにする |
| 運動と食事の相談を分けたい | 運動指導を受けるジムと、食事管理を重視するジム | 食事の指示が食い違ったら、優先順位を確認する |
| 通いやすい場所を使い分けたい | 平日は職場近く、休日は自宅近くのジム | 移動時間と予約枠を確保する |
| 専門的な目的を追加したい | 一般的なトレーニングと、競技・リハビリなどの専門指導 | 既往症や痛みがある場合は、内容を両方の担当者に伝える |
このように役割を分けられるなら、掛け持ちする理由を明確にできます。一方、どちらのジムでも同じような全身トレーニングや食事制限を受ける場合は、内容が重複しやすくなります。
掛け持ちの主なメリット
目的に合う指導を受けやすい
ジムによって、得意な指導は異なります。筋力アップ、ダイエット、姿勢改善、運動フォームの確認など、目的ごとに指導を使い分けられます。
トレーナーの視点を増やせる
同じ動作でも、トレーナーによって説明や修正方法が異なることがあります。複数の視点を比較することで、自分に合う方法を見つけやすくなる場合があります。
通う時間や場所を調整しやすい
営業時間や立地が異なるジムを使い分ければ、仕事や予定に合わせて予約できることがあります。ただし、移動時間を含めると負担が増えることもあります。
掛け持ちのデメリットと注意点
トレーニングが重複しやすい
掛け持ちで特に注意したいのは、同じ部位や同じ動作を短い間隔で繰り返すことです。筋肉痛や疲労が残っている状態で高強度の運動を続けると、フォームが崩れたり、けがのリスクが高まったりする可能性があります。
たとえば、両方のジムで下半身を重点的に鍛える場合、連続する日程を避けるなどの調整が必要です。具体的な頻度は、運動経験、年齢、体調、トレーニング強度によって変わります。
指導内容が食い違うことがある
食事量、休養日、運動の回数などについて、ジムごとに異なる指示を受けることがあります。両方をそのまま実行すると、食事制限が厳しくなりすぎたり、休養が不足したりすることがあります。
それぞれのトレーナーに、もう一方のジムで受けている指導内容を伝えましょう。指示が合わない場合は、目標や体調を基準にして、どの方針を優先するか決めます。
費用と時間の負担が増える
掛け持ちでは、2つの入会金や月会費、回数券などが必要になる可能性があります。料金はジムや契約プランによって異なるため、片方の料金だけで総額を判断しないことが大切です。
検討時は、次の費用をそれぞれ確認してください。
- 入会金や登録料
- 月会費、回数券、1回ごとの利用料
- 食事指導や追加オプションの料金
- ウェアやタオルなどのレンタル料
- 予約変更・キャンセル時の費用
- 解約や休会に関する費用
掛け持ちする前に確認すること
契約する前に、2つのジムをどのように使い分けるか決めておくと、無理な通い方を防げます。
- それぞれのジムの利用規約を確認する。他ジムとの併用、専属条件、休会・解約、キャンセル規定を確認します。
- 2つのジムに掛け持ちを伝える。トレーニング内容、頻度、食事指導、持病やけがの有無を共有します。
- ジムごとの役割を決める。たとえば、片方は筋力トレーニング、もう片方はフォーム確認というように目的を分けます。
- 1週間の運動予定を組む。同じ部位の高強度トレーニングが連続しないよう、休養日も入れます。
- 体調を記録する。筋肉痛、疲労、睡眠、痛みなどを記録し、負担が大きければ回数や強度を下げます。
痛みが続く、動作に支障がある、強い疲労が抜けないといった場合は、トレーニングを続けず、担当者や医療機関に相談してください。
掛け持ちせず、1つのパーソナルジムを選ぶ方がよいケース
目的がダイエットや運動習慣づくりなど1つにまとまっている場合は、まず1つのジムに集中した方が管理しやすいことがあります。トレーニング、食事、休養の方針を一つにまとめられるためです。
また、次のような場合は、掛け持ちを急がない方がよいでしょう。
- 運動習慣がなく、疲労の程度を判断しにくい
- すでに筋肉痛や関節の痛みがある
- 食事制限を複数受けると続けられなさそう
- 2つのジムに通う費用や時間を確保できない
- どちらのジムを何のために利用するか説明できない
まず1つのジムで数回指導を受け、内容や体の反応を確認してから、必要に応じて2店舗目を検討する方法もあります。
パーソナルジムの掛け持ちは目的と負荷の管理が重要
パーソナルジムの掛け持ちは可能ですが、契約上の制限がないかを確認し、両方のトレーナーに利用状況を伝える必要があります。
目的が異なり、運動量・日程・費用を管理できるなら掛け持ちを検討できます。一方、指導内容が重複する場合や、休養が足りなくなる場合は、まず1つのジムに絞る方が安全に続けやすいでしょう。
